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はじめに
はま屋.comをご覧のみなさん、こんにちは。新婚ホヤホヤ!つちやです。
プロツアー「タルキール覇王譚」予選のシーズンが始まりました。
これまでもプロツアー出場を目指しプロツアー予選への参加を繰り返してきたのですが、特に今回のプロツアー予選は是非とも抜けたいところです。
なぜならプロツアー「タルキール覇王譚」の開催地はアメリカのハワイ州はホノルル。
そう、ハワイですよ!ハワイ!
素敵なビーチに囲まれた世界有数のリゾート地でハワイといえばバカンス、
バカンスといえばハワイ。
もはやキング・オブ・バカンスと言っても過言ではないでしょう。
僕が先日結婚式を挙げたこのタイミングで始まったプロツアー予選の本戦開催地がハワイ。
プロツアー出場を果たしてハワイへハネムーンに行けと神様が言っているに違いない!!
という訳で優勝賞品ハワイ旅行を目指して川崎で開催されたプロツアー予選に参加してきました。
デッキ選択
今回のプロツアー予選のフォーマットはモダン。
モダンには数えきれないほどのデッキタイプがあり、勝ちきるためにはかなりの練習量が必要だと思われます。
しかし仕事やプライベートでなかなか練習時間が取れない中、今回選択したデッキはこちらです。
- Main Deck(60 cards)
- 4 極楽鳥 [商品検索]
- 3 貴族の教主 [商品検索]
- 2 根の壁 [商品検索]
- 2 復活の声 [商品検索]
- 1 幻影の像 [商品検索]
- 1 クァーサルの群れ魔道士 [商品検索]
- 1 漁る軟泥 [商品検索]
- 1 呪文滑り [商品検索]
- 2 詐欺師の総督 [商品検索]
- 1 台所の嫌がらせ屋 [商品検索]
- 1 永遠の証人 [商品検索]
- 4 修復の天使 [商品検索]
- 1 静寂の守り手、リンヴァーラ [商品検索]
- 1 残忍なレッドキャップ [商品検索]
- 1 エレンドラ谷の大魔導師 [商品検索]
- 2 鏡割りのキキジキ [商品検索]
- 1 士気溢れる徴収兵 [商品検索]
- 2 バントの魔除け [商品検索]
- 2 召喚の調べ [商品検索]
- 4 出産の殻 [商品検索]
- 1 森 [商品検索]
- 1 平地 [商品検索]
- 2 踏み鳴らされる地 [商品検索]
- 1 寺院の庭 [商品検索]
- 1 聖なる鋳造所 [商品検索]
- 1 繁殖池 [商品検索]
- 1 神聖なる泉 [商品検索]
- 1 蒸気孔 [商品検索]
- 4 霧深い雨林 [商品検索]
- 4 乾燥台地 [商品検索]
- 4 燃え柳の木立ち [商品検索]
- 1 火の灯る茂み [商品検索]
- 1 ガヴォニーの居住区 [商品検索]
- Sideboad (15 cards)
- 1 呪文滑り [商品検索]
- 1 戦争の報い、禍汰奇 [商品検索]
- 1 エイヴンの思考検閲者 [商品検索]
- 1 弁論の幻霊 [商品検索]
- 1 なだれ乗り [商品検索]
- 1 漁る軟泥 [商品検索]
- 1 台所の嫌がらせ屋 [商品検索]
- 1 イゼットの静電術師 [商品検索]
- 1 自然の要求 [商品検索]
- 1 古えの遺恨 [商品検索]
- 1 焼却 [商品検索]
- 1 天界の粛清 [商品検索]
- 1 払拭 [商品検索]
- 2 否認 [商品検索]
以前から使用し続けていて、先日紹介記事も寄稿させてもらった
「出産の殻デッキ – キキ・ポッド」です。
プロツアー予選の前の週に新宿で開催されたグランプリトライアルにもこのデッキで参加し、ある程度好感触だったのでプロツアー予選もこのデッキで参加することにしました。
コンセプト
寄稿した記事では詳しく触れられなかったのですが、往年のスター級のカードを使って全力でやりたいことをやる。
全力で相手の妨害をするデッキたちがひしめくモダン環境で、キキ・ポッドはあまりに妨害に脆く相手に干渉もほとんど出来ないところが以前から気になっていたので、メインにバントの魔除けを採用しました。
また、グランプリトライアルでは黒緑が多く好成績を残していたので、そこを意識してデッキ構成を微調整。
台所の嫌がらせ屋は消耗戦に強いカードなのですが、黒緑系のデッキが漁る軟泥をメインから3~4枚搭載されている現状ではあまり活躍が見込めないことから枚数は抑えました。それとグランプリトライアルの時にはエレンドラ谷の大魔導師をサイドボードに移していましたが、あまりにサイドインする回数が多かったのでメインに戻しました。
トーナメントレポート
当日は早朝から集合し、車で遠征。無事会場に到着し受付を済ませいざ勝負の時です。
参加者285人のスイスドロー9回戦。
さらに上位8名で決勝ラウンドを行って優勝した1人だけがハワイへの切符を手に入れることが出来ます。
目指せ!ハワイ旅行!
結果
- R1 白タッチ青ヘイトベア― ○○
- R2 緑赤ウルザトロン ×○×
- R3 青白赤キキジキコントロール ××
- R4 青白黒コントロール ○××
- R5 赤単バーン ×○×
- R6 青単ライブラリーアウト ××
- R7 緑青赤白《精力の護符》デッキ ×○×
- R8 不戦勝
- R9 赤タッチ白バーン ○○
3勝6敗(うち1不戦勝)の大惨敗!!
後半は集中力も切れ、勝てる場からミスをして勝利を逃すなどひどい有様でした。
集中して続けられないのならドロップするべきだし、続けている以上は真摯にプレイするべきでした。反省します。
反省点
大会の上位を見ると黒緑系のデッキと双子系のデッキが多かった印象です。
上位卓の対戦を眺めていてそれらのデッキと自分のデッキを比べたり、1日を通していろいろなデッキと対戦した感想からキキ・ポッドの弱点が見えてきました。
デッキに重いカードが入りすぎている
1マナ、2マナの軽くて優良な呪文を駆使する他のデッキにくらべ、こちらのデッキには序盤のゲームプランに重要な2マナ以下のカードはわずか15枚しか入っていませんでした。
一方、4マナ以上のカードがクリーチャーが10枚、召喚の調べと出産の殻を合わせると16枚も入っています。
2マナ以下のカードには、幻影の像や漁る軟泥といった序盤では活躍出来ないカードも含まれています。
その辺を考えると、実際に「キープ基準」と呼べるのは極楽鳥、貴族の教主、根の壁、復活の声の11枚だけでした。
これらのマナクリーチャーが除去されてしまうと重いカードだけを抱えたちぐはぐな手札になってしまい、こちらが呪文をプレイ出来ずにいる間に盤面を作り上げられてしまうということが多々ありました。
黒緑や双子デッキを見ているとデッキに入っている呪文の8~9割が3マナ以下でまとまっていて、デッキから7枚とればそれでキープ出来るような構成になっていると思います。
マリガンに弱い
クリーチャー2体と出産の殻があればコンボが決まると紹介しましたが、実は他にも必要な物があります。
それはマナです。
出産の殻プレイからの瞬殺を狙うのであれば最大で7マナまで必要な時もあり、その分だけ土地やマナクリーチャーが必要となります。キープしづらい構成にも関わらずマリガンして手札が減るたび土地も伸びづらくなり、出産の殻は引いたけどコンボに必要なマナが足りなくて勝てないということになりがちです。
繰り返しになってしまいますが、デッキに重いカードが多く、土地が3枚で止まってしまった時にコンボ以前に手札に抱えている呪文がプレイ出来なくなってしまうことが多いのも悩みの種です。
相手に干渉出来ない
冒頭でも触れましたがキキ・ポッドは全くといっていいほど相手に干渉が出来ません。
そのためバントの魔除けを採用してみたのですが、それだけでは補い切れませんでした。
クリーチャーを対処するだけであれば、コンバットでなんとかならないことも無いのですが、相手のソーサリーやインスタントへの対処が非常に困難です。
- 強力な手札破壊でメインフェイズから仕掛けていける黒緑。
- インスタントや瞬速クリーチャーで構成され、打ち消し呪文を構えて、相手のアクションに合わせて動ける双子。
上記と比べたとき、キキ・ポッドはメインフェイズから仕掛けていきたいのに、相手の呪文を対処するカードが打ち消し呪文であるため、このターン、展開するのか打ち消し呪文を構えるのかの判断を迫られることになります。
さらにクリーチャーの展開ではなく打ち消しを構えることを選択した時に、相手がなにもプレイしない「構え損」が発生してしまうタイミングがありました。
モダンではやはりこの相手への干渉手段の差が大きく、そのためキキ・ポッドに比べ思考囲いや突然の衰微を要するメリーラ・ポッドの方が、プロが選択する傾向にあるのだと思いました。
終わりに
今回は惨敗を喫してしまったわけですがプロツアー予選シーズンはまだ始まったばかり。
優勝賞品のハワイ旅行、最高のハネムーンを目指してモダンの練習に取り組んでいきたいと思います。
まずはキキ・ポッドを封印して他のデッキを試すところからですね。
次回は6/29に茨城で開催されるプロツアー予選に参戦の予定です。
金沢は予約を逃してしまったし、大阪は少し遠いので不参加です。
練習も重要ですが、少しはゆったりとした休日を過ごそうかと思います。
遠征ばかりで機嫌を損ねてしまわないよう「嫁ケア」も立派な既婚MTGプレイヤーには重要ですからね。
それではまたお会いする日まで。
つちや
この記事を書いた人
つちや
長野県が誇る日本人最高峰のMTGプレイヤー(身長的な意味で)。早寝早起きが得意。
ブログ[つちやの日記]